パレスチナ自治区ガザに侵攻を続けるイスラエル軍は、ガザ南部のエジプトとの境界地帯などで、イスラム組織ハマスの戦闘員を数百人殺害したなどと発表しました。

イスラエル軍は先月31日、掌握したとするガザ南部とエジプトとの境界地帯「フィラデルフィア回廊」に部隊を派遣し、回廊沿いやガザ南部ラファの市街地郊外でハマスの戦闘員数百人を殺害したと発表しました。軍は「標的を絞り、計画通りに作戦が進んでいる」などとし、今後もラファでの作戦を継続する意向を示しています。

こうしたなか、エジプトメディアは1日、イスラエル軍が掌握するラファ検問所の再開に向け、2日にもアメリカ、エジプト、イスラエルの当局者が協議する方向だなどと報じました。ラファ検問所はガザへの支援物資の搬入に使われてきましたが、イスラエルが掌握して以降封鎖され、搬入が滞っています。

エジプトはイスラエルに対してラファ検問所から撤退するよう求めているということで、協議を踏まえ、物資搬入が再開するかが注目されます。

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