南アフリカで行われた総選挙で、かつてネルソン・マンデラ氏が率いた与党が初めて過半数割れする見通しが強まっています。
南アフリカ全土で29日に投票が行われた総選挙では、30年間政権の座にあった与党ANC=「アフリカ民族会議」が進めてきた政策の是非を問うものになりました。
ANCは、アパルトヘイト=人種隔離政策への抵抗運動に尽力したマンデラ氏がかつて率いていた政党ですが、近年は汚職や経済格差の問題から批判が高まっていました。
現在も開票作業が続けられていますが、地元メディアはANCの得票率が42%にとどまり、初めて過半数割れする見込みだとの試算を報じています。
ANCは第1党は維持するものの、他の政党との連立を余儀なくされるものとみられます。
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