アメリカのトランプ前大統領が、再選を見据えて実業家のイーロン・マスク氏に接近しているとアメリカメディアが報じました。助言役としての起用を模索しているということです。

 ウォールストリート・ジャーナルによりますと、トランプ前大統領は、イーロン・マスク氏を国境警備や経済対策分野の助言役として起用できないか模索し、協議を始めているということです。

 実現するかどうかはまだ不透明であるものの、マスク氏から投票での不正を防ぐためにデータを分析するプロジェクトについてトランプ氏に説明するなど2人は着実に距離を縮めているとしています。

 マスク氏は、トランプ氏の再出馬に異議を唱え、トランプ氏が猛反発するなどかつての2人の関係は冷え込んでいました。

 ただ、マスク氏はバイデン政権の不法移民対策に対して不満を募らせていて、トランプ氏と利害が一致したものとみられます。

 その一方で、マスク氏はトランプ氏への支持を公言するにはまだ至っていません。

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