米中対立で経済的な存在感が増すメキシコで、大統領選に向けて各候補が最後の訴えで選挙戦を締めくくり、まもなく初の女性大統領が誕生します。

クラウディア・シェインバウム候補
「我々は世界第12位の経済大国で、米国の主要貿易相手国だ。経済成長はあらゆる予測を上回っている」

 メキシコでは来月2日に大統領選挙が行われ、与党のクラウディア・シェインバウム候補(61)が、野党連合の女性候補をリードしています。

 米中対立を受け、アメリカ向けに中国からの工場移転が相次ぎ、メキシコ経済は好調です。

 一方で、バイデン大統領はメキシコを通じてアメリカに迂回(うかい)してくる中国製品が多いことを指摘、トランプ元大統領は関税引き上げを示唆しています。

 メキシコ初の女性大統領には、対米外交の重視がこれまで以上に求められそうです。

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