アメリカのトランプ前大統領の、不倫の口止め料を不正に処理した罪に問われている裁判は、29日、有罪か無罪かを陪審員が話し合う評議に入った。

この裁判は、トランプ前大統領が、不倫関係にあったとされるポルノ女優に支払った口止め料を、弁護士費用として不正に処理した罪に問われているもの。

29日に、有罪か無罪かを陪審員が話し合う評議を行ったが、評決には達せず、31日、引き続き評議することになった。

12人の陪審員が話し合う評議は、非公開で行われ、評決には陪審員全員が一致して、無罪か有罪かを決める必要があり、評議で陪審員の意見が分かれた場合には審理無効となる。

今回の裁判は、アメリカの大統領経験者が初めて刑事責任に問われたもので、評議が難航して評決が出るのに、数日かかる可能性もある。

裁判の結果は、11月の大統領選挙への影響も予想されることから、評決の行方が注目される。

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