「イスラエル軍に軍事支援をして大量虐殺を助長した」とし、中米のニカラグアがドイツを訴えていた裁判の審理が国際司法裁判所で始まりました。
ガザ地区でのイスラエル軍の攻撃を巡り、ニカラグアは先月、「ドイツが兵器や弾薬を提供するなどしてイスラエルによる大量虐殺に加担している」とし、イスラエルへの支援停止をドイツに命じるよう、国際司法裁判所に提訴していました。
8日にオランダのハーグで審理が始まり、AFP通信によりますと、ドイツ側は「我々はジェノサイド条約や国際人道法に違反したことはない。ニカラグアの主張は著しく偏っている」と反論しました。
ドイツは去年、イスラエルに対し、アメリカに次ぐ3億2650万ユーロ=日本円で約530億円相当の軍事支援をしたとされています。
一方のニカラグアは、オルテガ大統領による独裁政権が「反米」を掲げていて、近年はロシアやイランとの関係を強化しています。
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