イランのライシ大統領がヘリコプター墜落事故で死亡したことにより、イランで6月28日に次の大統領を選ぶ選挙が実施されることになった。

ライシ大統領が乗ったヘリコプターは19日、イラン北西部で墜落し、アブドラヒアン外相など搭乗していた8人全員が死亡した。

大統領の職務については、当面、モフベル第1副大統領が代行し、6月28日に大統領選を行うことが決まった。

ただ、現時点で有力な候補はいないほか、ハメネイ師をトップとする体制は変わらないため、反欧米路線など国の政策には変化がないとみられる。

こうした中、アメリカ国務省のミラー報道官は、アメリカの対イラン政策に「変化はない」と強調した。

また、ヘリの墜落後にイラン側から支援要請があったことを明らかにしたうえで、手続き上の問題があり、「最終的に支援を提供することはできなかった」と説明した。

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