イランのライシ大統領がヘリコプター墜落事故で死亡したことを受けて、友好関係にあるロシアのプーチン大統領は「真の友人だった」と表明するなど各国が追悼の声を寄せています。

 イランの友好国でウクライナ侵攻後軍事支援などで関係を深めるロシアのプーチン大統領は、「ライシ師は傑出した政治家でその生涯を国に捧げた」「ロシアの真の友人として両国関係の発展に計り知れない貢献をした」と追悼の意を表明しました。

 また、中国の習近平国家主席は「彼の不幸な死はイラン国民にとり大きな損失で、中国国民は良き友人を失った」との弔電を送りました。

 一方、アメリカ国務省は声明で、ライシ大統領の事故死に哀悼の意を表するとしたうえで、今後、新しい大統領を選出するにあたって、アメリカは人権と自由のために闘うイランの人々を支援することを再確認するとしています。

 ライシ大統領と首脳会談を行った岸田総理大臣は20日夜、「2国間関係や地域情勢について率直な対話を積み重ねてきたところでした」「イラン政府、国民、ご遺族に謹んで哀悼の意を表します」などとする談話を発表しました。

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