イランによる無人機やミサイルの発射後、防空システムが作動した=14日、イスラエル南部アシュケロン(ロイター)

イランのイスラエルに対する大規模攻撃を巡り、各国首脳らは14日、中東の地域紛争拡大への懸念を表明し「最大限の自制」を訴えた。英国防省は英空軍のジェット機や空中給油機を中東地域に追加派遣したと明らかにした。

イスラエルの隣国ヨルダンは、領空に入った飛翔(ひしょう)体の一部を撃墜し、破片が複数箇所に落下したと明らかにした。イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの休戦交渉で仲介役を務めるカタールは国際社会に対し、地域の緊張を緩和し、事態を沈静化するため緊急で行動するよう要請した。

スナク英首相は「これ以上の流血は誰も望んでいない」と訴えた。ドイツのショルツ首相やフランスのマクロン大統領はイランの攻撃を非難。欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は、双方に対し「緊張を高める行動を控え、地域の安定を取り戻す努力をしなければならない」と強調した。(共同)

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