パレスチナ自治区ガザ北部ガザ市で、イスラエル軍によって破壊された車両のそばに立つパレスチナ人ら=10日(ゲッティ=共同)

昨年10月からパレスチナ自治区ガザでイスラエル軍と戦闘を続けるイスラム原理主義組織ハマスは13日の声明で、戦闘休止と人質解放を巡る間接交渉で米国などの仲介役から提示された案に回答し、恒久停戦や軍のガザ撤収などを改めて求めたと明らかにした。イスラエル首相府は、イスラエルが柔軟性を示した提案を「ハマスが拒否した」と批判した。

間接交渉はエジプトの首都カイロで7日に始まり、ハマスは9日に仲介役から提案を受け取ったと表明。ハマスの回答が焦点になっていた。

米メディアによると、ハマスに提示された案は6週間の戦闘休止期間を設け、ハマスが40人の人質を解放し、イスラエル側が約900人のパレスチナ人を釈放する内容。南部に避難したガザ住民の北部帰還や、1日当たりトラック500台の人道支援物資のガザ搬入も含まれている。(共同)

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