イスラエルのガラント国防相は、ガザ地区の戦闘終結後の統治について、イスラエルによる軍事的支配に反対する考えを示しました。ネタニヤフ首相の主張に公然と異論を唱えた形です。

ガラント国防相は15日のテレビ演説で、パレスチナ自治区ガザの戦闘終結後の統治について、「イスラエルによる統治は軍事的にも安全保障という観点でも危険だ」と述べて、イスラエルによる軍事的支配に反対する考えを示しました。

そのうえで、「ハマスの統治に代わる体制を確立しなければならない」と訴えました。

一方、ネタニヤフ首相は15日、アメリカのCNBCテレビとのインタビューで、ガザの戦闘終結後の統治について「軍事的責任を持つ」とイスラエルの関与を改めて表明しています。

ガラント国防相がネタニヤフ首相の主張に公然と反論した形で、政権内の溝が改めて浮き彫りになりました。

地元メディアによりますと、政権内部からはガラント国防相の解任を求める声が上がっているということです。

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