米国のジョン・カービー大統領補佐官(広報担当)=2024年2月27日、秋山信一撮影

 米国のカービー大統領補佐官は10日、ロシアがウクライナ東部ハリコフ州などで、今後数週間のうちにさらなる攻勢に出る可能性があるとの見方を示した。その上で、「ロシアはウクライナとの国境沿いに緩衝地帯を作ろうとしている」と述べた。

 米政府は10日、ウクライナに対して総額4億ドル(約620億円)の追加の軍事支援を実施すると発表した。地対空ミサイルシステム「パトリオット」用の弾薬や、高機動ロケット砲システム「ハイマース」などを盛り込んだ。カービー氏は「追加支援でロシアの攻撃に立ち向かえる」と強調した。【ワシントン松井聡】

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