政局の混迷が続くフランスで、バイル首相が率いる新たな内閣が発足しました。早くも野党が反発していて、政権運営の行方が注目されます。
23日、フランスの大統領府は、12月13日に任命されたバイル首相が率いる内閣の閣僚名簿を発表しました。
新内閣は首相経験者2人が起用されるなど、経験豊かな顔ぶれとなっていて、政権の安定化を図る狙いです。
しかし、議会で過半数を占める勢力がない中で、少数与党などの議員が中心となっていることから、左派政党や極右政党など野党から早くも反発の声が挙がっています。
前のバルニエ内閣は発足からわずか3カ月で退陣に追い込まれていて、新政権が再び短命に終われば、マクロン大統領の求心力がさらに低下するのは避けられない情勢で、バイル首相の政権運営の行方が注目されます。
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