23日に参議院で拉致問題などに関する特別委員会が開かれ、新潟県選出の国会議員が政府の取組を追及する場面が見られました。

23日に参議院で開かれた特別委員会。拉致問題の解決に向けて進展が見られないなか、政府の姿勢が後退しているのではないかと指摘する声があがりました。

【打越さく良参院議員】
「首相直轄のハイレベルな協議とはお題目にすぎなかったのでしょうか。もはや取り組んでいないのでしょうか」

【林官房長官】
「トーンが下がっているというご指摘は当たらないと思います。総力をあげて最も有効な手立てを講じてまいります」

一方、今年7月に県内の市町村会と面会し「汗が見えない」などと指摘を受けた林官房長官。

【林官房長官】
「ご家族はもとより国民の間に差し迫った思いが強まっていると。引き続き全ての拉致被害者の1日もはやい帰国の実現に向けて全力で果断に取りくんで参りたいと思います」

一方、詳細な取り組み状況について岩屋外務大臣は「北朝鮮とのやりとりに支障を来す恐れがある」として明言を避けました。

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