対米外国投資委員会（CFIUS）がUSスチール買収に関する最終判断をバイデン大統領に委ねると報じられたことを受け、日本製鉄は24日「大統領が熟慮されることを強く要望する」との声明を出した。
声明は「現時点では買収に関する最新状況についてCFIUSから報告を受けていない」としたうえで、日鉄が国家安全保障上の懸念に対応するために取ってきた措置や提示してきたコミットメントが「USスチールを成長させ、米国の雇用を維持し、米国の鉄鋼業界を強くし、ひいては米国の国家安全保障を強化する」と強調。大統領に熟慮を求め、「メリットを公正に評価いただければ、買収は承認いただけるものと強く信じている」と訴えた。【道永竜命】
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