北朝鮮の金正恩総書記は、2024年7月に大規模な洪水が発生し復旧作業が続いていた被災地で住宅の竣工式に出席し、北朝鮮による自力での復旧達成を強調しました。

22日付の労働新聞は、7月下旬に発生した洪水で被害を受け復旧作業が続いていた北西部・平安北道で、被災者住宅の竣工式が行われ、金総書記が出席したと報じました。

紙面には金総書記が新たに建設された住宅を視察する写真などが掲載され、復旧作業により数千戸の住宅や幼稚園、病院が建てられたとしています。

金総書記は演説で、複数の国や国際機関が支援を表明してきたものの頼らなかったことを明かした上で、今回の災害は、対策が不十分だったことによる「人災」だったとして、自らも反省しなくてはならないと述べました。

7月の水害については韓国政府が「相当な被害が出ている」と指摘していて、金総書記も被災地を何度も視察するなど異例ともいえる対応で市民の感情に配慮する姿を見せていました。

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