アメリカのバイデン大統領が来年3月までの「つなぎ予算案」に署名し、予算が成立しました。これで政府機関の閉鎖は回避されました。

ホワイトハウスは21日、バイデン大統領が議会で可決された来年3月までの政府の支出を賄う「つなぎ予算案」に署名したと発表しました。

これで予算が成立し、政府機関の一部閉鎖は回避されました。

予算案が議論される過程では、トランプ次期大統領が政府が借金できる額の上限「債務上限」の引き上げや撤廃を求めましたが、政府の支出の増加につながるおそれがあるとして、下院共和党の保守強硬派が30人以上、反対にまわり、承認されませんでした。

来年1月からは11月の選挙結果を反映し、大統領職に加え議会の上下両院の多数派を共和党が占める「トリプルレッド」の状況となりますが、ワシントン・ポストは「トランプ氏が共和党をすべて意のままに操ることができるわけではないことが浮き彫りになった」と伝えています。

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