カナダの野党、新民主党のシン党首は20日、自由党のトルドー首相の辞任を要求し、トルドー氏の不信任案を提出する考えを表明した。少数与党の自由党政権を支援してきた新民主党の離反で、来年1月下旬に再開する議会下院で不信任案が可決される公算が大きい。
トルドー政権ではトランプ次期米大統領が主張するカナダへの関税強化への対応を巡って、16日にフリーランド副首相兼財務相が辞任。20日に内閣改造を実施したが、住宅価格の高騰などで支持率は低迷し、最大野党の保守党に大差をつけられており、トルドー氏は求心力を失っている。(共同)
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