米連邦航空局(FAA)は18日、東部ニュージャージー州の20カ所以上で、ドローン(無人航空機)の無許可飛行を今後約1カ月間禁止した。州内で「正体不明のドローン」の目撃情報が相次いでおり、重要インフラの付近が禁止区域に含まれた。違反したドローンは撃ち落とされる可能性がある。
米国土安全保障省の広報担当者は米メディアに「目撃情報に関して、公共の安全の脅威になるものはないと分析している。重要インフラの管理者らからの要請もあったため、念のために一時的な飛行規制措置をとった」と説明した。以前から飛行が規制されているトランプ次期大統領の別荘付近でも、規制措置が延長された。
ニュージャージー州では11月中旬以降、「自動車ほどの大きさ」ともされる謎のドローンの目撃情報が相次いだ。連邦捜査局(FBI)などは「合法的なドローンのほか、星や有人機の見間違いもある」と説明しているが、市民の間では不安が拭い切れていない。【ワシントン秋山信一】
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