米国のバーニー・サンダース連邦上院議員=2024年8月20日、秋山信一撮影

 米連邦議会のバーニー・サンダース上院議員(民主党系無所属)は18日、X(ツイッター)への投稿で、超党派の議会指導部が合意したつなぎ予算案の審議が頓挫したことを巡って、「地球上で最も金持ちのイーロン・マスク大統領のお気に召さなかった」と皮肉った。

 マスク氏はトランプ次期大統領らと共に、来年3月までの連邦政府の資金の確保する「つなぎ予算案」に反対を表明。共和党内の反対の機運を高め、予算案をつぶしていた。

 サンダース氏は「民主党と共和党は何カ月もかけて、政府の資金を確保するための超党派合意に向けて交渉してきた。大金持ちが政府を運営することは許されてはならない」とマスク氏や共和党を批判した。

 2025会計年度(24年10月~25年9月)の予算は未成立で、当面の資金を確保するつなぎ予算が成立しなければ、米政府は21日にも一部閉鎖に追い込まれる公算が大きい。【ワシントン秋山信一】

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。