ロシアのプーチン大統領は19日、トランプ次期米大統領との会談について「いつでも会う準備ができている」と述べ、米露首脳会談の実施に改めて前向きな姿勢を示した。毎年恒例の大規模記者会見で米国の記者の質問に答えた。
プーチン氏は、トランプ氏とは4年以上話をしておらず、いつ会うかは分からないとする一方で、「会えば話し合うことがあるはずだ」と語った。トランプ氏はウクライナ情勢を巡り、ロシアへ停戦に向けた交渉の開始を呼びかけており、プーチン氏との会談にも意欲を示している。
会見では、ロシアに亡命したシリアのアサド前大統領についても言及。アサド氏は8日に家族とともにモスクワに到着したが、プーチン氏は「まだ会っていないが、会談する予定だ」と述べた。
1年を総括する記者会見と国民対話が同時に行われるのは、昨年に続き今回で3回目。ロシア通信によると、今年は200万件以上の質問や要望が国民から寄せられたとされ、会見には非友好国も含めた国内外の記者数百人が登録されたという。昨年は約4時間にわたって質問に答えた。
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