インタビューに答える渡辺恒雄・読売新聞主筆。奥は墓標にする予定の「渡辺恒雄之碑」。中曽根康弘元首相から贈られた=東京都千代田区の読売新聞東京本社で2007年5月25日、丸山博撮影

 読売新聞グループ本社主筆、渡辺恒雄氏の死去を受け、英ニュースサイト・インディペンデントは19日、「日本の新聞界のボスが死去」と伝えた。

 中曽根康弘、安倍晋三両元首相ら保守政治家と親密な関係を築き、日本の「保守的な世論」の形成を促進したと評した。学生時代に共産主義を信奉し、やがて「反共」に転じた経緯にも言及した。

 また、1994年に読売新聞が憲法改正試案を発表した際、論争を巻き起こしたとも報じた。【ロンドン篠田航一】

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