アメリカ・テネシー州、ハリケーンの影響で濁流にのみ込まれた街。
目撃されたのは、取り残された人たちの救出劇です。

救助隊がボートで近づくのは、水に漬かった住宅。
すると中から、逃げ遅れた住人の男性からのSOSが。

隊員が飛び込み、ドアのつっかえとなっているがれきを取り除くと、中から家具が一気に押し出されていきます。

家そのものが流れてしまうのも時間の問題。
一刻の猶予も許されません。

そこへ、もう1人の隊員がダイブ。
濁流をかき分けて男性のもとへと向かいます。

男性の手をつかみ、救出…と、その時、なおも牙をむく激流。
わずかな油断が命取りになります。

何とか男性を抱え込み、救助に成功しました。

決死の救出作戦を行った隊員たち。
実は人命救助のプロではなく、彼らは、野生生物を保護する機関の職員だったのです。

その後も屋根の上に取り残された住人などを次々と救出した動物保護のプロたち。

州政府は、多くの人たちの命を救ったとして職員たちを表彰しました。

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