ロシアの介入が指摘される先月のルーマニア大統領選を巡り、EU=ヨーロッパ連合は17日、選挙への介入に対処しなかった疑いで中国系の動画投稿アプリ「TikTok」を正式に調査すると発表しました。
先月24日のルーマニア大統領選の第1回投票では、ロシア寄りの主張をしていた極右政治家のジョルジェスク氏が「泡沫(ほうまつ)候補」とされていたにもかかわらず、得票率はおよそ23%で1位となりました。
その後、TikTokにジョルジェスク氏の動画が大量に拡散されていることが発覚し、憲法裁判所は6日、第1回投票を無効とし、選挙のやり直しを命じました。
ルーマニア当局は、ロシアによる選挙介入の疑惑を指摘しています。
EUの行政執行機関であるEU委員会は17日、「TikTok」の運営会社が外国勢力による選挙介入や組織的な不正操作などへの対処を怠った疑いがあるとして、正式に調査することを発表しました。
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