11月5日の米大統領選で選ばれた大統領選挙人（計538人）による投票が17日、全米50州と首都ワシントン特別区で行われた。米CNNによると、共和党のドナルド・トランプ次期大統領（78）が当選に必要な過半数270人を上回る選挙人を獲得し、勝利が確定した。
米大統領選は、有権者が各州・特別区ごとに選挙人を選び、その選挙人が大統領を選ぶという間接選挙の形式を取る。選挙人投票の結果が連邦議会に送られ、上下両院が来年1月6日に開く合同会議でそれらを集計・承認して正式に次期大統領が決まる。トランプ氏は1月20日の就任式で宣誓し、第47代大統領となる。
今年11月の選挙では、トランプ氏が312人の選挙人を確保し、民主党のカマラ・ハリス副大統領（60）は226人にとどまった。トランプ氏は勝敗のカギを握る激戦7州で全勝するなど、完勝した。
ただ、AP通信によると、一般有権者の得票数ではトランプ氏が7726万票だったのに対し、ハリス氏は7498万票で、得票率の差はわずか1・5ポイントだった。【ワシントン西田進一郎】
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
