林芳正官房長官は17日の記者会見で、トランプ次期米大統領が2025年1月20日の就任前に石破茂首相と会談することに前向きな姿勢を示したことを受けて「日本を重視する前向きな発言を歓迎する」と述べた。
会談時期などについては「双方の都合の良い時期にじっくりと意見を交わし、人間関係を構築できればと考えている。引き続き意思疎通を行う」と明言しなかった。トランプ氏は15日に面会した故安倍晋三元首相の妻昭恵さんを通じ、石破首相に書籍を贈ったことも明らかにしたが、林氏は「発言は承知しているが、事柄の性質上、詳細は差し控える」と話すにとどめた。
また、トランプ氏が駐日大使にジョージ・グラス氏を指名する方針を発表したことについては「早期に着任し、日米関係のために尽力いただくことに期待する。次期政権と日米同盟を新たな高みに引き上げていくことを楽しみにしている」と語った。【鈴木悟】
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