中東のシリアでアサド政権が崩壊したことについて、中国外務省の報道官は「シリアの運命はシリアの人々によって決定されるべきだ」と強調しました。
中国外務省 毛寧報道官
「我々は各方面がシリアの人々の長期的かつ、根本的利益に責任を持つ原則により、安定と秩序を回復させる解決案を早期に見いだすよう希望します」
中国外務省の毛寧報道官は9日の会見で、アサド政権が崩壊したシリア情勢について「状況を注視している」とした上で、「シリアに一刻も早く安定が戻ることを願っている」と述べました。
また、毛報道官は「シリアの前途と運命はシリアの人々によって決定されるべきだ」と強調し、欧米などの第三国が今後、シリアで影響力を拡大させることがないようけん制しました。
習近平国家主席は去年9月、中国を訪問したアサド大統領と会談し、「戦略的パートナーシップ関係の構築」を確認するなどシリアとの関係を強化していて、今回の事態を受け、今後どのような役割を果たしていくのか注目されます。
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