韓国の与党代表は12月3日に「非常戒厳」を宣言した尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領について、退陣前も外交を含む国政に関与させない考えを示しました。

与党「国民の力」韓東勲(ハン・ドンフン)代表:
退陣前でも大統領は、外交を含む国政には関与しない。

与党「国民の力」の韓東勲代表は韓悳洙(ハン・ドクス)首相と会見に臨み、「秩序ある大統領の早期退陣」によって「非常戒厳」による混乱を最小限に抑えるとして、尹大統領が退陣前でも外交を含め、国政に関与させない考えを示しました。

一方、野党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)代表は、尹氏が大統領の地位にとどまりながら韓代表らが大統領の職務を代行する権限はなく、憲法違反だと反発しています。

また、検察の特別捜査本部は8日、尹氏について内乱罪などの疑いで捜査を進めていることを明らかにしました。

韓国の憲法では、現職大統領は刑事訴追を受けないと定められていますが、内乱罪は例外です。

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