アメリカの11月の雇用統計が発表され、就業者の伸びは市場予想を上回りました。

 アメリカ労働省が今月6日に発表した11月の雇用統計によりますと、景気の動向を敏感に示す農業分野以外の就業者数は前の月と比べて22万7000人増えました。

 市場が事前に予想していた20万人程度の増加を上回りました。

 失業率は4.2%で、前の月から0.1ポイント悪化しました。

 インフレに影響を与える労働者の平均時給は前の年の同じ月と比べて4.0%増で、市場予想を上回りました。

 アメリカの中央銀行にあたるFRB(連邦準備制度理事会)は、今月17日から2日間の日程で年内最後の金融政策を決める会合を開きます。

 FRBが公表した先月の会合の議事録では、多くの参加者が急速な利下げに慎重な姿勢を示していて、FRBは今後の雇用や物価の情勢を見極めながら利下げのペースを判断することになります。

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