中国国防省は董軍国防相が5日、上海で開かれたシンポジウムに出席したと発表しました。董軍氏をめぐっては、イギリスのフィナンシャル・タイムズが汚職の疑いで調査を受けていると報じていましたが、それを否定した形です。

中国国防省によりますと、董軍国防相は5日、上海で開かれたアフリカ・ギニア湾の安全保障に関する会合に出席したということです。

イギリスのフィナンシャル・タイムズは先月26日、董軍国防相が汚職の疑いで調査されていると報じましたが、中国国防省は「完全なでっち上げだ」と否定していました。

董軍氏の動静が伝えられるのは、先月下旬に東南アジアのラオスで開かれたASEAN=東南アジア諸国連合の国防相会議以来で、今回、動静を報じることで疑惑を払しょくする狙いがあるものとみられます。

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