アメリカアリゲーター(写真はイメージです) Ute Sonja Medley-Shutterstock
<驚くべき光景が米フロリダ州のエバーグレーズ国立公園で目撃された>
米フロリダ州のとあるツアーガイドは、自然界の驚くべき瞬間を目の当たりにして圧倒された。エバーグレーズ国立公園でニシキヘビをくわえたワニが目撃されたのだ。
【動画】膨れ上がった腹が水面に...自身の倍はある「超巨大ニシキヘビ」をくわえて泳ぐワニの姿に現場騒然
同公園でツアーガイドとして働くケリー・アルバレスは11月下旬、公園内のシャーク・バレー展望塔から観光客たちをあぜんとさせた瞬間を撮影した。アルバレスが撮影した動画には、死んで膨れ上がり、一部を食べられたニシキヘビをくわえ、それを引きずりながら水中をゆっくり移動するワニ(アメリカアリゲーター)の姿が映っている。アルバレスは動画の中で「素晴らしい」と感嘆している。「これはすごい。本当に、本当に、大きなニシキヘビです」
アルバレスはソーシャルニュース通信社「ストーリーフル」の取材に対し、動画のワニは、彼女がこれまでに見た中で最大級の個体だったと語っている。しかし、そのワニがくわえているニシキヘビはさらに大きく、観光客らは目の前の光景に衝撃を受けた。
「エバーグレーズで目撃されたニシキヘビの最長記録は約5.8メートルです」と彼女はストーリーフルに語った。「今回のワニは最低でも3メートル、おそらく3.6メートルはあると思いますが、ニシキヘビはその2倍あります。なので、エバーグレーズで目撃されたビルマニシキヘビとしては過去最長の可能性が高いでしょう」
動画の中では、他の人が「私たち(ツアーガイド)でさえ見たことないんだから、これは相当なものだよ」と話している。
アメリカでは10州にワニが生息している。フロリダ州には全米で2番目に多い約130万頭が生息しており、67郡すべての湿地や河川に暮らしている。ワニの数が最も多いのはルイジアナ州の200万頭で、3位は40〜50万頭のテキサス州だ。
フロリダ州で最もワニの生息数が多いのはオキーチョビー湖で、オレンジ湖、ジェサップ湖、キシミー湖と続く。
こうしたワニをはじめとするフロリダ州のユニークな野生生物を見るため、多くの観光客がエバーグレーズを訪れる。エバーグレーズは1947年から国立公園に指定されており、約6000平方キロの広さを誇る。
米国立公園局の報告によれば、エバーグレーズには毎年平均100万人の観光客が訪れ、フロリダ州でも特に人気の高い観光名所となっている。
ネットユーザーらもこの動画の感想をシェアしており、驚きの声が広がっている。@TheReal_DRTは「ワオ、毎日見られるようなものじゃないよ!」と書き込んだ。
(翻訳:ガリレオ)
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