韓国の尹錫悦大統領による非常戒厳宣言に伴う混乱をうけ、野党が提出した大統領の弾劾訴追案が国会で報告されました。

尹大統領が3日に宣言した韓国でおよそ44年ぶりとなる「非常戒厳」。その後、解除されたものの、野党側は「憲法と法律に違反して発令した」と反発し、尹大統領の弾劾手続きを進めていて、きょう未明、訴追案が国会で報告されました。採決は早ければ、あす行われます。

こうした中、尹大統領は、韓悳洙首相や与党「国民の力」の韓東勲代表らと会談し、今後の対応を検討しました。

韓東勲代表はその後、記者団の取材に応じ、「首相に尹大統領の離党を要求した」と明らかにしました。

一方、韓国メディアによりますと、非常戒厳に伴う混乱をうけ、全ての閣僚が韓悳洙首相に辞意を伝えたということです。

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