就任後初めての外遊をスタートさせた台湾の頼清徳総統は、経由地のアメリカ・ハワイに到着しました。
頼総統は11月30日、アメリカのハワイに到着し、関係者の歓迎を受けました。台湾メディアは、頼氏がハワイ州の緊急事態管理庁を訪問することや、地元シンクタンクで非公開の座談会に参加するなどと伝えています。
頼氏は今回の外遊で太平洋のマーシャル諸島やツバル、パラオを歴訪し、帰路にアメリカ領のグアムに立ち寄る予定です。
台湾と外交関係を持つ国は12カ国まで減り、太平洋諸国をめぐっては中国が経済支援などを通じ影響力を強めていて、頼氏としては今回の外遊を通じて関係を強化する狙いです。
頼氏のハワイ立ち寄りに先立って、アメリカ政府は台湾に総額約580円規模のF-16戦闘機の部品や関連設備などを売却すると発表しました。
一方、中国外務省は1日、頼氏のハワイ立ち寄りについてアメリカを厳しく非難するとともに抗議を行ったなどとするコメントを発表しました。
中国外務省は「台湾問題は中国の核心的利益であり、越えてはならないレッドラインだ」と強調し、「中国は事態の進展を注視し、強力な措置を講じて主権を守る」などとコメントしています。
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