中国の裁判所は29日、2022年に北京で日本の外交官と会食中に拘束され、スパイ罪で起訴された共産党系新聞の元幹部の男性に対し、懲役7年の判決を言い渡しました。ロイター通信が伝えました。
それによりますと、共産党系の新聞「光明日報」の幹部だった董郁玉氏は2022年2月、北京で日本大使館の外交官と昼食中に拘束され、その後スパイ罪で起訴されました。
北京の裁判所は29日、董氏に懲役7年の判決を言い渡したということです。
董氏が拘束された際、一緒にいた日本の外交官も一時拘束されていたことから、当時、日本政府は中国側に外交官の不逮捕特権などを定めたウィーン条約に違反するとして厳重に抗議していました。
判決について、中国外務省の報道官は29日の記者会見で、「中国は法治国家であり、犯罪は必ず法に基づいて追求される」と述べました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。