2019年に大規模火災が発生したフランス・パリのノートルダム大聖堂の一般公開が再開されるのを前に、フランスのマクロン大統領が29日、修復作業の現場を訪れた。視察の様子は報道陣にも公開され、ロイター通信などが復活を遂げたきらびやかな大聖堂の写真を配信した。
ロイターによると、12月7日に大聖堂で式典が行われ、マクロン氏が演説する予定。翌8日にミサを経て一般公開され、長蛇の列が予想される。12月上旬からオンライン予約も始まる見通しで、年間最大1500万人の来場者を想定しているという。
ノートルダム大聖堂は約850年の歴史を持つゴシック建築を代表する建造物で、大聖堂を含む一帯は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に登録されている。
19年4月の火災では高さ約90メートルの尖塔(せんとう)が焼け落ち、屋根も3分の2が焼失した。【畠山哲郎】
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