(写真はイメージです) IanZA-Pixabay

<飛び掛かり、首をかんで離さず──インド・ラジャスタン州の宿泊施設で、監視カメラが「まさかの事態」を記録>

犬がヒョウに襲われるという恐ろしい動画が公開された。

これは今月14日、インド北西部ラジャスタン州のホテル屋外に設置された監視カメラが記録したものだ。

【動画】首をかんで離さず...ペットの犬がヒョウに襲われる「恐怖の瞬間」が監視カメラに

同州のアーブー山で宿泊施設「フォレスト・エコ・ロッジ」を営むマラ・シャーはストーリーフルの取材に対し、午前7時半ごろ、用を足させるために愛犬のロッキーを外に出したと話している。しかし間もなく、ロッキーが争うような物音が聞こえてきたという。

「ヒョウがロッキーを押さえ付けているのが見えて、ベッドから飛び起きて悲鳴を上げた」とシャーは振り返る。「ヒョウは私の声を聞いて逃げた」

問題の映像は、黒色のラブラドールレトリバーが外を歩いているシーンから始まっている。少しすると、突然ヒョウがロッキーに襲い掛かる。ヒョウはロッキーの首に飛び掛かり、その顎を使って押さえ込みにかかった。ロッキーも逃れようと必死で抵抗する。

動画の後半、おびえた飼い主の悲鳴を聞いたヒョウがロッキーから離れていく。シャーはヒョウを追い払うべくドアを開けて外に出た。

なんとか立ち上がったロッキーは一瞬ヒョウを追い掛けようとするが、すぐに安全な屋内へと戻ってきた。

別の監視カメラには、ホテルの庭でヒョウがロッキーの背後に忍び寄る様子が映っている。さらに別のアングルの動画では、耳を立てて周囲を見回しながら庭をうろつくヒョウの姿が確認できる。

インド環境・森林・気候変動省によれば、インドには1万3874頭ほどのヒョウがいる。一方、百科事典のブリタニカによると、世界のヒョウの数は約25万頭だという。

ヒョウは主に南アジアやサハラ砂漠以南のアフリカ、そして東南アジアの一部に生息している。黄褐色に黒の斑点が入った独特の毛皮を持つ。ライオン、トラ、ジャガーといった近縁種とともに肉食動物の代表格として知られる。

人々はソーシャルメディア上にこの動画への感想や反応を綴っている。

ユーザーのジェシカは、ユーチューブのコメント欄に「このかわいそうな犬が無事だといいんだけど」と書き込んだ。

@joanndeland7969は「見るのがとてもつらかった」と述べている。

(翻訳:ガリレオ)

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