北朝鮮メディアは18日、金正恩総書記が演説でロシアのウクライナ侵攻について触れ、「アメリカと西側諸国が軍事介入範囲を拡大するための戦争」と述べたと伝えました。

18日付の労働新聞は、金総書記が11月15日に朝鮮人民軍の指揮官たちを前に行った演説内容を伝えました。

金総書記は演説で、ロシアとウクライナの戦闘について、「アメリカと西側諸国が実戦経験を増やし、軍事介入の範囲を全世界に拡大するための戦争」と指摘したということです。

また、アメリカがウクライナの支援を続けることで、「より多くの国が巻き込まれ国際安保情勢は危険な状況に突き進んでいる」と批判しました。

一方で、北朝鮮兵士のロシア派兵については、触れませんでした。

北朝鮮としては、ウクライナ情勢を緊迫化させている責任はアメリカにあると主張して、ロシアへの軍事的支援を正当化する狙いがあるとみられます。

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