新潟県が交流促進に向けた覚書を結んでいるベトナムの地方都市、タインホア省の視察団が県内を訪れています。11月15日はスポーツ分野での交流に向け、サッカー・アルビレックス新潟の関連施設を視察しました。
15日朝、新潟市中央区のデンカビッグスワンスタジアムを訪れたのは、ベトナム・タインホア省のダウ・タイン・トゥン省人民委員会副委員長や現地のサッカークラブタインホアFCの関係者などからなる視察団です。
ベトナム北部に位置し、人口約370万人と国内で3番目に多いタインホア省。
新潟県とは去年、人材派遣や農業など幅広い分野での協力を盛り込んだ覚書を締結しています。
タインホア省では、現在4万人規模のスタジアムの建設計画が動いていて、視察団はアルビレックス新潟の中野幸夫社長の案内のもと、国際試合も開催されるビッグスワンの管理システムやメンテナンス方法を確認していました。
【アルビレックス新潟 中野幸夫 社長】
「誰もいないと非常に寂しいが、ここにたくさんのお客さんがいると、すごく楽しい会場になる。ここの使用料も、ある意味リーズナブルにしていただいている」
また、タインホアFCはベトナムのサッカー1部リーグにあたる“Vリーグ1”に所属していて、今年カップ戦2連覇を果たした強豪です。
視察団はクラブのさらなる強化に向け、聖籠町にあるアルビレックス新潟の練習施設・アルビレッジの寮やピッチなども見学しました。
【タインホアFC カオ・ティエン・ドアン会長】
「トップのチームには、それなりの施設やインフラが必要だと改めて思った」
【タインホア省 ダウ・タイン・トゥン省人民委員会副委員長】
「スタジアムが完成したら、その管理や運営の方法について聞きたい」
視察後には記念品の交換も行われ、関係者は地方都市同士、今後も情報交換など交流を続けていくことを確認しました。
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