中国で、EV=電気自動車などの「新エネルギー車」の年間生産台数が今年初めて1000万台を超えました。

中国自動車工業協会などによりますと、中国の「新エネルギー車」の年間生産台数は、統計が始まった2013年にはわずか1万8000台でしたが、2018年に100万台に達し、おととしは500万台を突破しました。

さらに、増加のペースが加速し、今年の生産台数は14日までに1000万台を超えました。「新エネルギー車」の年間生産台数が1000万台を超えた国は中国が初めてで、専門家の予想では、今年の年末には1200万台を超えるとしています。

中国政府が景気対策として導入した車両の買い替え促進策が大きな効果を上げていることなどが増加の要因となっていて、先月には国内向けの新車販売台数のおよそ半分を「新エネルギー車」が占めるなど、急速に需要が増えつつあります。

一方、中国製のEVをめぐっては欧米で関税を引き上げる動きが出ていて、今後、生産や輸出の台数に影響が出る可能性があります。

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