トランプ次期米大統領は12日、中央情報局(CIA)長官にジョン・ラトクリフ元国家情報長官を起用する意向を発表した。大統領補佐官(国家安全保障問題担当)にマイク・ウォルツ連邦下院議員を任命することも正式に発表。大統領選から1週間で外交・安全保障関連の陣容を着々と固めている。
トランプ氏は12日の声明で、ラトクリフ氏が過去に民主党に関連する疑惑の追及に熱心だったことを称賛。第1次政権で国家情報長官を務めたのに続いて「米国最高レベルの二つの情報機関でトップを務めることになれば初めてだ。国家安全保障と力による平和を確かなものにするだろう」と述べた。
米メディアによると、トランプ氏は国務長官にマルコ・ルビオ連邦上院議員を起用する意向だという。第1次政権に比べると、トランプ氏や側近らの政界での人脈が広がり、事前の候補リストの作成も進んでいたため、高官人事は円滑に進んでいる。【ワシントン秋山信一】
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