体を動かして説明する高橋尚子さん(左)と鎌田實さん=17日、東京都千代田区で
東京新聞創刊140周年記念フォーラム「人生100年 心と体の健康法」(Craif特別協賛)が17日、東京都千代田区の日本プレスセンターであり、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(52)と諏訪中央病院名誉院長の鎌田實さん(76)が、約200人の参加者を前に心身を健やかに保つこつを語り合った。 高橋さんは解説の仕事で訪れたパリ五輪で、マラソンコースを3回試走するなど、今も精力的に体を動かしている。走る前や走りながら自分の体と向き合っているといい、「毎日体に意識を向けていると、ちょっとした異変に気づくことができる」と語った。 鎌田さんは高齢者のタンパク質不足に触れ、お薦めの野菜としてブロッコリーを挙げた。「タンパク質が多いので、フレイルという筋肉の虚弱にならずに済む」と話し「ブロッコリーは硬いので(よくかむと)口腔(こうくう)フレイルの予防にもなる」と呼びかけた。 (佐藤航)
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