新型コロナの感染者数が、再び増加しています。広島県内全域に注意報が出され、広島市にあるクリニックにも、多くの患者が訪れています。

医師
「(検査を)なさったことはありますか?失礼します。ごめんなさい」

広島市中区のクリニック。今月に入って、一気に患者が増えたといいます。

患者
「(せきは?)せきはゴホゴホという感じではないんですけど、時々出る感じです」

18日、検査を受けた7人のうち、5人が新型コロナ陽性でした。

大橋内科医院 大橋信之 院長(広島市医師会常任理事)
「6月はある程度の数がコンスタントに来られていたが、7月に入ってから倍増という感じ。週を追うごとに倍増、倍増という感じで増えてきています」

県によりますと、8日から14日までの1週間に報告された感染者数は、1医療機関あたり8.56人で、新型コロナ医療ひっ迫注意報の基準8人を超えています。

また現在、流行している変異株は、「KP.3」と呼ばれ、感染力が強いとされるオミクロン株の派生株が主流だということです。

大橋内科医院 大橋信之 院長(広島市医師会常任理事)
「例えば5月ごろでは家族内で感染せずに済んだ人もいたが、最近は家族内の人、みなさん、いっぺんに感染するとか、そういう人がすごく増えていると思います」

今後の見通しについては?

大橋内科医院 大橋信之 院長(広島市医師会常任理事)
「去年、おととしの教えからすると、お盆にかけてピークを迎えていくのに、どんどん増えてくると思うので、これは夏と冬、年に2回、必ずはやるので増えてくると思います」

これからお盆に向けて、さらに流行が予想される、この夏。

大橋内科医院 大橋信之 院長(広島市医師会常任理事)
「やっぱり感染の数がどんどん増えると、いくら感染予防に気を付けていてもお年寄りとかにも広がってしまうので、検査して確認するとか、分かったらマスクをして感染を広げないような注意をしていく生活を心がけること。そういう優しさが大切じゃないかと思います」

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