先週1週間の感染症の発生状況が公表されました。

高知県内で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されてから29日で4年ですが、コロナ禍前よりも救急医療体制に高い負荷がかかっていて、県は基本的な感染対策の継続を呼びかけています。

県は、28日、今月19日から25日までの感染症の発生状況を発表しました。それによりますと、新型コロナウイルスは、県内の定点医療機関から341人の感染が報告され、1医療機関あたりでは7.75人となっています。また、入院患者は172人、重症の患者は4人と、いずれの数値も前の週と比べて減少しています。

そして、インフルエンザは、定点医療機関から532人の感染が報告され、1医療機関あたりでは12.09人となっています。こちらも前の週と比べると減少していますが、依然として県内全域で注意報レベルとなっています。

県内で新型コロナウイルスの感染が初めて確認されてから29日で4年になりますが、救急搬送の際に患者の受け入れを4回以上要請した割合は6.1%と、コロナ禍前を大きく上回っています。(2020年2月:2.3%)

新型コロナとインフルエンザ、ともに新規の発生は減少傾向にありますが、県は、「救急搬送や救急医療に高い負荷がかかった状況だ」として、基本的な感染対策の継続を呼びかけています。

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