毎年のように韓国のトレンドが日本でも話題になりますが、最新の韓流トレンドのキーワードは「ヨンから3へ」。
今何が起きているのか、トレンドの最先端を取材しました。

コスメやグルメ・雑貨など、今、韓国で人気の商品が集まった「東京韓流博覧会」。
会場となった「さいたまスーパーアリーナ」には、2日間で4万人が訪れ大盛況。

その前日に行われていたのは商談。
約100社の韓国企業が日本の百貨店などに熱烈な売り込みをしていました。
わずか30分ほどの商談で、億単位の契約が次々と結ばれていきます。

こうなると、どんな商品なのか気になります。

例えば、韓国のテレビ局の売店でしか買えないというサンドイッチ、その名も「K‐IDOLサンドイッチ」。

韓国企業:
これが元々はアイドルさんしか食べられなかったっていう。その方々しか買えなかったというのがあるんですけど、これからは、その方々が食べて、夢を見たっていう(商品)。

日本のバイヤー:
私どももこういったものを取り入れて、幅広いお客さんをつかみたいので、商談の方をうまく進めて購入したいと考えています。

まだ日本で販売されていない「K‐IDOLサンドイッチ」を特別に試食させていただきました。

竹俣紅キャスター:
真ん中が甘いです!イチゴジャム?一番下がコールスローで上は卵サンドなんですけど、イチゴジャムの酸味と甘みが両方加わることで、全体的にちょっと味が仲良くなっていて。えー、不思議な感覚ですね!

若い世代向けの商品が多く目につきましたが、実は新たなトレンドが始まっているそうなんです。

KOTRA東京貿易館 イ・ビョンウク副館長:
第一次韓流ブームが皆さまご存じの通りの「ヨン様」から、それから「東方神起」とか「少女時代」「KARA」の第二次韓流ブーム、第三次がBTSとかですね。親子三代で皆さん楽しめる、そういう(ものが)ブームになる。

実は、ヨン様の来日から2024年で20年なんです。
社会現象にもなった韓国ドラマ「冬のソナタ」、ペ・ヨンジュンさんに日本中が熱狂しました。

この“ヨン様世代”から途切れることなく20年続く韓流ブーム。
今では幅広い世代でファンが根付いています。

今日のテーマ「ヨンから3へ」というのは「ヨン様世代から親子3世代」のこと。
韓国コスメを扱っているブースでも、これまでとは違うやり取りがあったそうです。

韓国コスメブースの通訳:
今日のお客さん(バイヤー)はメイクより肌に興味がある人が多くて、アンチエイジングの効果の高いものが好まれています。

韓国企業:
お手頃な値段で品質が良いので、それを求めてる方たちに良いと思います。

親、子、そして孫の3世代で楽しめる多彩なラインアップとなっていました。
出展全体の6割くらいがコスメということで、やはり韓国コスメは人気の高さがうかがえました。中には10億円を超える契約もあったそうです。

そして、これから「ブームが来るかも」といわれているのが、乾燥マシュマロ「マロウポップ」。

コロナ禍のおうち時間で、ちょっとカフェのように楽しみたい、そんな時に使われていたのがこの乾燥マシュマロ。

味は綿あめのような感じで、食感はサクサク。
食感も見た目も面白くてかわいらしい商品です。

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