去年10月、JR仙台駅付近を走行中の東北新幹線で硫酸を漏らし3人にけがをさせたとして、県警は、地質会社の社長などを業務上過失傷害の疑いで書類送検しました。

書類送検されたのは、都内にある地質調査会社の42歳の社長と81歳の父親です。

警察によりますと、2人は去年10月、東北新幹線を利用して硫酸を運ぶ際、適正な容器を選ぶなどの義務があるにもかかかわらず、JR仙台駅付近でペットボトルに入った硫酸を漏らし、当時5歳の男の子を含む3人にやけどをさせた疑いが持たれています。

5歳の男の子は、尻などにやけどをして全治4週間の重症でした。

警察によりますと、ペットボトルはいわゆる一般的なもので、硫酸により原形をとどめないほどに溶けていたということです。

2人は事件直後、警察の調べに対し「鉱物を採取するために薬品を持ち運んでいた」などと話していて、容疑を認めているということです。

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