一般のドライバーが自家用車やタクシー会社の空いている車を使い有料で人を運ぶサービス「ライドシェア」。東京、京都、広島と全国で広がりを見せるなか、愛媛内でも4日に認可されました。

「日本版ライドシェア」は東京で4月にスタート。タクシー会社の管理のもと、一般ドライバーが自家用車などで人を運ぶサービスを有料で提供します。

今回「ライドシェア」を導入したのは、松山市のタクシー会社「四国交通」です。運用に向けて準備をしています。

四国交通・増田勝統括本部長:
「タクシーの台数が少ないということで、そこにライドシェアを利用した形で、少しでもタクシー不足を解消できればと」

松山市や東温市などの松山交通圏では、コロナ禍でタクシードライバーが約420人減少。一方で観光客はコロナ前の85%まで回復しています。四国運輸局によりますと、松山などでは金曜・土曜の夜にタクシーが46台不足する状況となっています。

この状況のなか四国運輸局は10月4日、松山の交通圏のタクシー会社8社に「日本版ライドシェア」の実施を四国で初めて認可。愛媛で一般ドライバーが営業できる時間帯は、飲み会帰りの客が多くなる毎週金曜と土曜、午後4時台から翌日午前5時台です。

今回は8社16台を使用可能としいて順次サービスを始めます。

愛媛県に近い広島県では5月に「日本版ライドシェア」がスタート。認可がおりた事業者の1つが広島市の「広島第一交通」です。日本版ライドシェアは原則キャッシュレス決済。このタクシー会社ではライドシェアに対応する配車アプリと提携しています。

四国交通ではライドシェアの配車に「タクシーGO」などのアプリを使用。5台の運用が認可されていて、8日時点で2人の一般ドライバーを確保しています。研修を今後行う予定です。またライドシェア用の車両は、タクシーの「空車」や「賃走」などを表す表示板や会社のロゴを撤去したもののほか、一般ドライバーの自家用車も利用する予定ということです。

四国交通・増田勝統括本部長:
「二種免許を持たずにできます。会社的な負担も少ないし一般的な方も、普通免許でできる。すごくやりやすくなってきていると思いますね」

四国交通は繁忙期になる年末に向けて、運用を開始したいとしています。

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