今月23日に東京証券取引所のプライム市場に上場する予定の東京メトロは、株式の売り出し価格の仮条件を1株あたり1100円から1200円の間にすると発表しました。

 東京メトロによりますと、事業内容や経営成績、機関投資家などの意見や需要の見通し、現在の株式市場の状況などを総合的に勘案した結果、売り出し価格の仮条件は当初の想定価格の1100円から上振れする1株1100円から1200円が妥当だと判断したということです。

 仮に1株1200円で計算すると、時価総額は7000億円規模となります。

 最終的な売り出し価格は今後の投資家の需要をみて15日に決定します。

 東京メトロの株式は国が53.4%、東京都が46.6%を保有し、それぞれ半分ずつ売り出すことが決まっています。

 国が保有する株式の売却資金は、東日本大震災の復興債の償還費用に充てられます。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。