日本銀行本店=2020年1月9日、松倉佑輔撮影

 26日の外国為替市場の円相場は一時1ドル=157円台まで下落した。1990年5月以来約34年ぶりの安値。日銀が26日の金融政策決定会合で、現行の低金利政策の維持を決めたことで当面緩和的な状況が続くとの見方が広がった。米国経済の堅調さから、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測は後退しており、日米金利差を意識した円安・ドル高が進んでいた。市場では政府・日銀による円買い・ドル売り介入への警戒感が高まっている。【成澤隼人】

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