「コンビニ」は最新のテクノロジーで、通信との融合でどう変わるのか?KDDIとローソンがタッグを組んで、未来のコンビニを発表しました。

ローソンとKDDIが公開した「未来のコンビニ」の姿。店舗にはドローンが設置され、災害時には店の中だけでなく、街の被害状況も確認します。最新のテクノロジーを駆使した店内では、品出しをするのもロボットです。商品広告にも特徴が…

記者
「こちらのモニター、普段は通常のローソンの広告が流れていますが、私がこちらに立つと、30代の男性に合わせたボリューミーなお弁当を紹介してくれます」

陳列棚の上にAIカメラが設置されていて、客の性別や年齢などを分析。手に取った商品に合わせて、もう1品オススメしたり、クーポンを表示したりします。

今年2月にKDDIがローソンに5000億円の出資を発表して始まった「未来のコンビニ」。そのねらいは…

ローソン 竹増貞信 社長
「人手不足が今の加盟店と話をする中でも一丁目一番地の課題です。店舗のオペレーションを30%削減する」

目指すのは深刻な人手不足への対応。そして、コンビニの売り上げの最大化です。

auの利用者が多く使う有料会員サービスでクーポンを配布したり、来店客にpovoの「ギガ」を配ったりして、来店回数そのものを増やす戦略です。

ドクター
「毎年花粉症になるということですが、飲んでいるお薬はありますか?」

店内のモニターではオンライン診療が受けられ、携帯電話の契約などもできるようになるなど、街の様々な機能をコンビニが担うことになりそうです。

KDDI 高橋誠 社長
「コンビニエンスストアは、日本が誇るこれからの課題を解決する社会インフラ」

コンビニのDX化をめぐっては、セブン-イレブンやファミリーマートもAIやロボットなどの導入を進めています。

通信会社とコンビニが組んで描く「未来のコンビニ」。利用者の心を掴むことができるのでしょうか。

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