三陸鉄道は9月17日、2024年度の決算について経常損益が7億1550万円あまりの過去最大の赤字になる見通しと発表しました。
人件費の増加などが影響しています。

これは17日に開かれた三陸鉄道の取締役会で報告されました。

それによりますと、4月から8月までの運賃収入は観光利用の持ち直しにより、前の年度の同じ時期から1.4%増え1億6520万円あまりとなりました。

一方、経常費用は人件費や水道光熱費、代行バス費用の増加により前の年度の同じ時期と比べ6%増え約4億140万円となりました。

こうした状況から2024年度の経常損益は7億1550万円あまりと過去最大の赤字が見込まれています。

三陸鉄道は8月の台風5号の影響で線路の路肩が崩れるなど約2億2000万円の被害が発生しています。

運転見合わせが続いている宮古~田老間については、復旧に数カ月かかる見込みと発表しました。

また国や自治体からの補助金を受けた後の当期損益は4920万円あまりの赤字が見込まれています。

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